創立260周年記念講演会 2018.05.01.

 5月1日(火)、創立260周年記念講演会が行われました。

 今年の講師は、福岡ソフトバンクホークスの海外担当ディレクターの松本裕一氏でした。氏は平成元年に本校(豊津高校)を卒業して早稲田大学に進学、卒業後はベースボールマガジン社で編集者として勤務、平成9年から約4年間、青年海外協力隊の一員として、ガーナやジンバブエで野球普及活動に従事されました。

 その後、国内で野球教室やスポーツイベントの企画、中学硬式野球クラブチームの指導などに従事されていましたが、平成17年から福岡ソフトバンクホークスに勤務、現在は編成育成部国際担当として外国人選手の獲得などで活躍されています。

 講演では、ベーブルースの伝記に感銘を受けて野球を始めたこと、高校時代、野球と学習の両立のために朝早く起きて勉強したこと、大学進学のために上京し、多くの人と出会って世界が広がったこと、トップアスリートの集中力のすごさなど幅広く話してくださいました。

 中でも青年海外協力隊としてアフリカで活動した経験については、出発前の研修から現地での失敗談や思い出などをスライドを交えながら詳しく、かつ楽しそうに話されました。

 松本氏はご自身の経験から、「自分は好きな野球を続けているうちに、いつの間にか今の仕事に行き着いた。失敗を恐れるあまり一度しかない人生を縮こまって過ごすより、失敗しても命があれば何とかなるのだから、好きなことをやってみる方が悔いを残さない。」というアドバイスをしてくださいました。

 また、「外国に行ってみると、日本の良いところが見えてくる。」ので、自分の国のことを深く知るためにも、機会を見つけて外国に行くことを強く勧めておられました。