社会人講演会 2019.01.29.

 1月29日(火)7限、高校1年生を対象とした社会人講演会が行われ、お招きしたみやこ町役場の白川さんと民間コンサルタント会社の高木さんから、「みやこ町の現状と課題について」お話をしていただきました。

 お二人は、みやこ町の将来計画に2年間携わってこられた方で、今回の講演では、みやこ町の現状や問題点および問題解決のための着眼点や今後していかなければならないことなどを、資料を示しながら説明してくださいました。

 「人口が減るとどんな困ることが起きるか?」というお話では、空き家の増加など住環境の悪化とともに商店の減少など買い物環境が悪化するという問題点が出されましたが、現在でも、日常の買い物は行橋市で行っている人が65.8%にのぼるというアンケート結果も示され、町そのものの魅力が大切だということが浮き彫りになりました。

 その意味で、昨年、本校生徒会が平成筑豊鉄道と協力して行った新豊津駅の整備事業は、町の環境を改善する取り組みとして高く評価してくださいました。

 最後に、生徒たちに「交流の範囲を広げるためにボランティアを実行すること」「想像力を養うこと」「高い次元でオンリーワンであること」が地域を元気にしてくれる人の条件だとアドバイスをいただきました。

 本校では、高校2年生で「育徳プラン」という自主研究の発表会が行われます。生徒の中には、自分の住む町の活性化などを研究テーマにする者も出てくることが想定され、今回の講演が考え方や視点を広げてくれるのではないかと期待しています。