卒業式 2018.03.01.

 3月1日(木)、第70回卒業証書授与式が行われました。

 前夜から朝にかけて強烈な春一番が吹き荒れ、JRに遅れが出るなど影響が心配されました。 しかし当日は、強風の名残は多少あったものの降雨はなく、南風の暖かさの中で多数の保護者に見守られて、予定どおりに式を行うことができました。

 校長は、式辞の中で本校卒業生の中から明治から昭和初期にかけて活躍し、日本の医学界に大きく貢献した2人の先輩を紹介しました。一人は当時死病と恐れられた結核を研究し、サナトリウム療法を日本で最初に系統的に紹介した原栄、もう一人は内視鏡の有用性をいち早く見抜き、その後の発展に貢献した宮城順です。

 このように勇猛果敢なチャレンジ精神こそが、本校の歴史と伝統の中で培われてきた 「錦陵魂(きんりょうだましい)」 であると述べ、生徒昇降口に掲げられている次の言葉を卒業生に贈りました。

「天下の育徳館! 角帽の誇り 世界へはばたけ 錦陵健児」